自動車学校の合宿

シャワーのないネットカフェに泊まったので、着校前に学校近くの日帰り温泉に入って汗を流してから着校することにする。

12時半着校だったので、時間は余裕がある。

川沿いの日帰り温泉400円。地元の日帰り温泉よりずいぶんと安い。露天風呂からは川の流れも眺めることができて気持ちがいい。

 

ひとっ風呂浴びたところで早めに学校に行くことにする。

着いたのは11時過ぎ。若い人が多く、多分ほとんどが合宿生だと思う。

受付を済ませて予定表や教本を受け取る。

 

この合宿では大型二種、けん引、大型特殊の他に、小型移動式クレーン玉掛け、フォークリフト技能講習を併せて申し込んでいた。

3つの技能講習は8時から18時と時間と日にちが決まっているために、運転免許の教習や二種の学科は技能講習の始まる前の7時からとか、終わった17時や18時からとか隙間時間に詰め込まれていた。

 

着校日の午後に早速、大型特殊の教習を受ける。

シフトレバーは前進と後進とニュートラルのみ。

エンジン始動からバケットの上げ下げ、ハンドブレーキを解除してのシフトレバー操作の一連の流れを覚えるのに手間取ってしまった。

 

次の日はけん引があった。最初はトレーラーのついてくる感覚がわからず、ハンドルを切るのが早くなってしまい、注意を受ける。もっと乗らないと掴めない。

次はバックが始まり、1時間みっちり直線バック。コツは少しでも曲がり出したらハンドルを当てる。切るのでは遅く、曲がってしまう。

けん引は最後まで方向変換に悩まされ、納得できる状態じゃないまま、なんとかスペースに収まって検定合格。

検定は合格したが、実際に乗るにはまだまだ練習が必要なレベル。

 

バスの運転はフロントオーバーハングとリアオーバーハングを気をつければ楽しい。

あと、普通車では平気な市街道路でも、車幅が車線いっぱいのバスだと、道路標識や植え込みの枝、カーブミラーや軒先が当たりそうで怖い。

フロントが軽いせいで路面のデコボコにハンドルが取られやすくて運転しづらかった。

 

小型移動式クレーン玉掛けは実技が一日づつあったが、現場での経験を積まないと即座にはできない。

大型特殊免許を持ってないので、フォークリフトは実技が3日間。コースは同じだが、手順が抜けたりして覚えるのに苦労する。

フォークリフトもこの場はできるようになったが、現場は様々なので基本をしっかりしつつ応用が必要だろう。即座には難しいと思う。

 

まあ、なんとか教習をこなしてきたが、二種の卒検では鋭角で脱輪していまい、不合格となってしまった。

前日の鋭角の練習でもいまいち感覚がわからないままに卒検になってしまい、本番で案の定にっちもさっちもいかなくなってしまった。

補習ではしっかりとポイントを教えてもらったので翌日の卒検では無事に通過できた次第。

おかげで1日卒業が延びたが、違う宿に泊まって温泉に入れたことだし良しとしよう。